ハラスメント関係
現代社会で有名になっている言葉で、様々な場面での精神的な嫌がらせやいじめを総称して「ハラスメント」または「モラルハラスメント」という表現を用いています。その場面に応じてそれぞれ用いられる言葉が違っており、性的な発言や行動により不快感を受けてしまう「セクシャルハラスメント」、研究教育の場で権力などを用いた嫌がらせである「アカデミックハラスメント」、職務上の立場を利用して行われる「パワーハラスメント」、男女の性差などに関連する「ジェンダーハラスメント」、医者や看護師などから患者およびその家族などに対する「ドクターハラスメント」などの使い分けがされています。こういった精神的な暴力は肉体的な暴力と違い見ただけで分かるようなものではなく、また被害に遭った人がなかなか公に出来る環境では無かったということもありましたが、近年は上記の様に多くの言葉が生まれるほど広く認知されています。その内容によって刑事事件や民事事件にも発展することがあり、実際に裁判により解決した例も少なくありません。
このようなハラスメントに関することで気をつけておきたいことは、「目に見えないので概要が分かりにくい」ということです。特に法律で裁く必要が出た場合は証拠を挙げることが重要になってきますが、客観的に証明出来るものを揃えることが難しいという点があります。また意識・無意識に関わらず不快な言動などが対象になるので知らない間に加害者になってしまっていたということも充分考えられます。比較的新しい問題なので法整備はこれからという段階ですが、各企業や自治体などで徐々にこの問題に取り組んでいく傾向にあり、これからの環境づくりに期待が持てるところです。
